高い精度を実現するプレカット加工
十分に乾燥させた木材を用い、コンピューター制御された工作機械によりミリ単位で正確に切り出される、進化した木材。
それがプレカット乾燥構造材です。
工作機械には精緻な匠の技がプログラミングされているので、品質の安定した高精度な施工を可能にしています。
また、含水率が低いため腐朽菌やシロアリにも強く、耐久性をさらに高めています。
鉄やアルミより「木」は火に強い
一般的に木は火に弱い素材と考えられていますが、加熱実験では、 木は鉄やアルミよりも 強度低下が遅いという結果がでています。
木はある程度以上の厚みがあれば、いったん燃えると表面が焦げて炭化層を形成。
これによって内部まで火が進行せず、強度が低下しにくい性質とあいまって、 万一火災が発生しても燃え進むには時間がかかり、結果的に構造体も残りやすくなります。
一方、鉄は火災時レベルの熱(800℃以上)を受けると急激に強度が低下、変形してしまいます。
耐火性を高める不燃性の石膏ボード
壁や天井の下地にしようしている石膏ボードには、約21%の結晶水分が含まれて居ます。
万が一の火災時には熱分解の反応により約20分間も水蒸気を発散し続け、温度上昇を抑制。
各居室をこの石膏ボードで覆うことで、耐火性と同時に火災時の延燃防止効果を高めています。
「木」は鉄やコンクリートよりも強い素材
同じ重さで木材と他の材料を比較すると、圧縮強度でコンクリートの約10倍、引っ張り強度は鉄の約4倍、コンクリートの200倍以上もあります。
しかも、鉄やコンクリートなどのように経年変化とともに強度が低下する無機質な素材と違い、木は乾燥した状態を保つことで大変長持ちします。